不動明王

ご真言
(中呪=慈救咒)
ノウマク サンマンダ バサラダン センダンマカロシャダヤ
ソハタヤ ウンタラタ カンマン
(大呪=火界呪)
ノウマク サラバタタギャテイビャク サラバボッケイビャク
サラバタタラタ センダマカロシャダ ケンギャキギャキ
サラバビギナン ウンタラタ カンマン

お不動さんとして広く親しまれています。 不動明王は明王の中でも中心的存在で、大日如来の化身と 考えられています。 梵名のアチャラナータの「アチャラ」は「動かない」、「ナータ」 は「守護者」を意味することから、「揺るぎなき守護者」となり、 これが不動の名前の由来になったようです。 そして明王の「明」は呪文や真言を表し、つまり呪文や真言に おいて強力な仏(尊)を明王と呼びます。 右手に持つ剣は、魔を破り退散させ煩悩や悪因縁を断ち切り、 左手に持つ羂索(けんじゃく)は、悪人・悪鬼・悪病を 縛り上げ、また煩悩や悪業から抜け出せない人々を 縛り絡め取り、善に立ち戻らせます。 また激しい火炎により、悪業・煩悩・悪因縁を焼き尽くし 浄化するとされます。 このように不動明王の御利益・功徳に関しては様々ですが、 修行者や仏を信じる者を護持・守護する力が非常に強いとされます。 言うならば、ボディガードでしょうか。